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S&P500かオルカンか?300万円を10〜20年で手堅く増やす中立ガイド

S&P500かオルカンか?300万円を10〜20年で手堅く増やす中立ガイド

S&P500かオルカンか?300万円を10〜20年で手堅く増やす中立ガイド

「300万円を10〜20年寝かせる。なるべく危険は回避して、手堅く増やしたい」──この条件でS&P500オルカン(全世界株式)をどう選ぶかを、中立に整理します。

① 安全性:オルカンの方が安全?

  • S&P500:米国500社に集中投資。米国の競争力に賭ける設計。
  • オルカン:米国・日本・欧州・新興国まで広く分散。1国依存リスクを低減
リスク分散の観点ではオルカンの方が安全度は高め。一方、米国が相対的に強ければS&P500のリターンが勝る可能性もあります。

② 増える可能性の目安(300万円の将来価値)

過去の長期リターンの目安から、年率5〜7%での試算例(一括300万円・配当再投資・税コスト無視の概算):

年平均リターン10年後20年後
5% 約489万円 約796万円
6%(オルカン想定) 約537万円 約962万円
7%(S&P500想定) 約590万円 約1,161万円

※あくまで参考。実際のリターンは将来の相場・為替・費用・税制で変動します。

③ オルカンの種類・違い・おすすめ(SBI利用/2559はアリ?)

  • 投資信託:eMAXIS Slim 全世界株式(王道)
  • ETF:MAXIS全世界株式(2559)
  • 構成の違い:「日本含む全世界」タイプが一般的で無難

+ 投資信託 vs ETF(2559)の比較

項目投資信託(eMAXIS Slim オルカン)ETF(2559)
信託報酬(コスト) 年0.05775%程度(非常に低コスト) 年0.05775%程度+売買手数料
最小購入金額 100円から可能(SBI証券) 1口単位(数千円〜1万円程度)
積立可否 〇 自動積立可(NISA/特定口座) △ SBIの「定期買付サービス」で可能
流動性・売買 1日1回基準価額で約定 市場でリアルタイム売買可
NISA対応 〇(新NISA成長枠で購入可)

結論:積立メインなら投資信託、スポット買いや売買タイミングを見たい人はETF(2559)が便利。どちらもコスト差はほぼ同じ。

④ 買い時と買い方:価格よりも設計が大事

  • 時間分散(ドルコスト平均法)を使うと安心。
  • リバランスのルールをあらかじめ決めておく。
  • 短期の価格より、NISA利用×長期継続が成果を左右。

まとめ

  • 安全性ならオルカン、リターンならS&P500。
  • 投資信託=少額積立に最適、ETF=スポット買いに最適。
  • 「迷ったらオルカン一本+S&P500少し上乗せ」も中立解。

注意書き

本記事は一般的な情報提供であり、投資助言ではありません。必ず最新の目論見書をご確認ください。


執筆: | 更新日:2025-08-17

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