1. 途中乗り換えと複利の関係
- 売却時に課税が発生(特定口座・課税口座の場合)。
- 課税分が再投資に回らず、複利の効きがやや低下。
- 運用は続くが、「効率」は若干落ちるのが原則。
ポイント:複利は「課税前の元本が増え続ける」ほど強く働く。売却→再投資は勢いを少し削る。
2. それでも乗り換えは選択肢になり得る
- オルカン:米国以外も含む広い分散=安心感。
- S&P500:米国の企業収益・株主還元の強さに集中。
- 「状況対応としてのスイッチング」もリスク管理の一手と捉える考え方はあり。
3. 中立的な考え方:どちらも正解になり得る
- S&P500を選ぶ人:「米国の競争力を信じる」「効率性を重視」。
- オルカンを選ぶ人:「どこが将来強いか読めない」「安心の分散を重視」。
- 両方を併用:迷うなら配分で折衷し、途中の大きな乗り換えを減らす。
実務的には「最初から配分を決めて積立」か「NISA等の非課税枠を活用して乗り換え時の課税影響を抑える」も有効。
4. まとめ
- 途中乗り換えは複利の勢いをやや削ぐ(課税のため)。
- ただし、続けられる投資法こそが最大のリターン源泉。
- S&P500もオルカンも長期投資の有力候補。自分が納得できる設計で淡々と続けるのが近道。
注意書き
本記事は一般的な情報提供であり、特定の金融商品の勧誘・推奨ではありません。税制や制度は変更される可能性があります。投資判断は必ず最新情報を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
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