スキップしてメイン コンテンツに移動

【2026年最低賃金 予測】いくら上がる?過去推移と3つのシナリオで解説

【2026年最低賃金 予測】いくら上がる?過去推移と3つのシナリオで解説

【2026年最低賃金 予測】いくら上がる?過去推移と3つのシナリオで解説

物価高と春闘の高い賃上げが続く中、来年(2026年/令和8年度)の最低賃金はどれくらい上がるのか。直近のデータと政策目標を踏まえて、わかりやすく見通しを整理します。

結論(TL;DR)

  • ベースシナリオ:50〜60円(全国加重平均 1,168〜1,178円
  • モメンタム継続シナリオ:75円前後(1,118円→1,193円)…政府目標1,500円ペースを意識
  • マイルドシナリオ:40円1,158円)…景気・中小負担を考慮し伸びが鈍化

※2025年度の改定(全国加重平均1,118円)は「目安」段階の数値。実際の発効は毎年10月前後に各都道府県で決まります。

まずは基礎:過去の全国加重平均と上げ幅

年度全国加重平均(円)前年からの上げ幅(円)
2019(令和1)901
2020(令和2)902+1
2021(令和3)930+28
2022(令和4)961+31
2023(令和5)1,004+43
2024(令和6)1,055+51
2025(令和7)※目安1,118+63

コロナ期(2020)を底に、上げ幅は+28 → +31 → +43 → +51 → +63円と拡大基調。2025年度は目安段階で過去最大の+63円となりました。

2026年を読む材料

  1. 政策目標:「2020年代に全国平均1,500円」目標が示されており、年あたり70〜90円のペースが意識されやすい。
  2. 春闘の賃上げ:2025年は大企業5%台・中小4%台の高い伸び。賃金モメンタムが最低賃金に波及。
  3. 物価と中小企業の負担:物価は落ち着きつつも高止まり。価格転嫁や助成金の手当てがどこまで効くかで上げ幅が左右。

3つのシナリオで予測

1) ベースシナリオ(+50〜60円)

直近2年の高い伸び(+51円、+63円)がやや鈍化。中小企業の負担や物価の落ち着きを踏まえ、+50〜60円を中心に想定。
⇒ 全国加重平均:1,168〜1,178円

2) モメンタム継続シナリオ(+75円)

政府の1,500円目標に沿うペースを維持。高い春闘結果や政策後押しが続けば、+75円前後も視野。
⇒ 全国加重平均:約1,193円

3) マイルドシナリオ(+40円)

景気の減速や中小のコスト負担が重く、価格転嫁も鈍い場合は、伸びが一段鈍化して+40円にとどまる可能性。
⇒ 全国加重平均:約1,158円

注:実際の決定は例年どおり、夏の「中央最低賃金審議会」の目安→各都道府県の審議を経て、10月前後に発効します。

都道府県はどう動く?

大都市圏(東京・神奈川・大阪など)はベースよりやや大きめの上げ幅、地方圏はマイルド〜ベース並みに落ち着くのが通例。2025年度は全都道府県が1,000円以上に到達しており、2026年は「地域差の縮小」を意識した配分が続く見込みです。

影響と備え

  • 事業者:価格転嫁の設計、業務改善助成金等の活用、人員配置の最適化を早めに準備。
  • 労働者:最低賃金改定の時期(10月前後)と自分の時給を確認。シフト調整や副業・資格取得などで手取り確保も。
  • 家計:最低賃金上昇はパート世帯の可処分所得を押し上げる一方、価格転嫁で生活コスト増も。家計の見直しを並行して。

まとめ

2026年の最低賃金は、+50〜60円が妥当な中心シナリオ。政策目標や春闘の勢いが強ければ+75円前後も視野に入ります。正式決定は夏〜秋の審議を経て各都道府県で告示されるため、最新情報をフォローし、事前の備えを進めていきましょう。

▶関連記事:記事インデックス

※本記事は公開情報に基づく独自試算であり、将来の数値を保証するものではありません。

コメント

このブログの人気の投稿

2025年10月から予定の最低賃金一覧|都道府県別比較と月収換算

2025年10月から予定の最低賃金一覧|都道府県別比較と月収換算 2025年10月から予定!最低賃金の都道府県別一覧 厚生労働省の審議会答申に基づき、 2025年10月から全国の最低賃金が大幅に引き上げられる予定 です。全国平均は 1,118円 となり、初めて全ての都道府県で最低賃金が1,000円を超える見込みです。 以下は、2025年10月施行予定の最低賃金一覧(時給ベース)と、月160時間勤務と仮定した場合の月収増加額です。引き上げ幅は多くの地域で +63円 (一部+64円)。 都道府県 予定最低賃金(時給) 増加額(円/h) 月収増(160h換算) 全国平均 1,118円 +63円 +10,080円 北海道 1,073円 +63円 +10,080円 青森県 1,017円 +64円 +10,240円 岩手県 1,016円 +64円 +10,240円 宮城県 1,036円 +64円 +10,240円 秋田県 1,015円 +64円 +10,240円 山形県 1,019円 +64円 +10,240円 福島県 1,018円 +64円 +10,240円 茨城県 1,068円 +63円 +10,080円 栃木県 1,067円 +63円 +10,080円 群馬県 1,048円 +63円 +10,080円 埼玉県 1,141円 +64円 +10,240円 千葉県 1,140円 +64円 +10,240円 東京都 1,226円 +63円 +10,080円 神奈川県 1,225円 +63円 +10,080円 新潟県 1,048円 +63円 +10,080円 富山県 1,061円 +63円 +10,080円 石川県 1,047円 +63円 +10,080円 福井県 1,047円 +63円 +10,080円 山梨県 1,051円 +63円 +10,080円 長野県 1,061円 +63円 +10,080円 岐阜県 1,064円 +63円 +10,080円 静岡県 1,097円 +63円 +10,080円 愛知県 1,140円 +63円 +10,080円 三重県 1,086円 +63円 +10,080円 滋賀県 1,080円 +63円 +10,080円 京都府 1,121円 +63円 +10,080円...

NISAでオルカン・S&P500の次は?全米株式や先進国株式など王道商品の選び方

NISAでオルカン・S&P500の次は?“第3の王道”候補をやさしく比較【全米株式/先進国株式/日本株】 NISAでオルカン・S&P500の次は?“第3の王道”候補をやさしく比較【全米株式/先進国株式/日本株】 公開日:2025年8月19日 / カテゴリ:投資・NISA NISAの入口として オールカントリー(オルカン) と S&P500 は定番中の定番。では、その次に“王道”と言えるのは?本記事では、よく選ばれる 全米株式(VTI型) 、 先進国株式 、 日本株インデックス の3候補を比較し、違い・メリット・注意点をやさしく整理します。 目次 先に結論:3つの“第3の王道”候補 比較早見表 候補① 全米株式(VTI連動型) 候補② 先進国株式インデックス 候補③ 日本株インデックス(TOPIX/日経平均) 比率の組み方:3つの例 商品選びのチェックリスト よくある質問(FAQ) まとめ 先に結論:3つの“第3の王道”候補 全米株式(VTI型) :米国市場を大・中・小型まで丸ごと。S&P500より裾野が広く、米国の成長を幅広く取りにいく。 先進国株式 :オルカンから新興国を除いたイメージ。先進国中心で値動きがややマイルドになりやすい。 日本株インデックス :為替影響を抑え、日本円での資産形成にも比重を置きたい人向け(TOPIXや日経平均など)。 比較早見表 商品タイプ ざっくり中身 期待できるメリット 主なリスク/留意点 向いている人 全米株式(VTI型) 米国株式市場のほぼ全体(大型〜小型) 米国の広範な成長を取り込む/S...